昭和と平成における教科書の違い
- 作者: 山本博文
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: 文庫
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記述の違いがあり、大変興味深く読む事ができました。
聖徳太子の肖像/源頼朝の肖像/武田信玄の肖像 が本人ではない?
いいくにつくろう鎌倉幕府、とは教わらない
踏絵ではなく絵踏、など
数々の!?内容です(私は当然昭和世代)
購入した書籍に対して、赤ペン/マーカーを入れることは
滅多にしないのですが、この本では何カ所か。
その内の2カ所をご紹介いたします。
1992年に発見された三内丸山遺跡(青森県)について
平成教科書の記述ですが、
日本最大級の縄文時代のむらで、むらの生活は1500年以上も続いたといわれる。
遺跡の広さは、東京ドームの7.5倍もあり、いちばん人口が多いときには、500人も住んでいたという説もある。
場所・規模・年月、いずれも!な内容です。
当時は今より寒さが厳しい?と考えると尚更。
弥生時代について、筆者の記述
とくに稲作は弥生時代の重要な指標である。
稲作による農耕の定着は、部族間で生産物・耕地・用水などの争いを引き起こし、
その結果列島各地に武力抗争をもたらしたからである。
(中略)
このように、弥生時代は日本史上はじめて戦争が出現した時代であった。
本当はこの内容以降も、赤ペン内容はあるのですが、
この記述の衝撃の前には霞んでしまいました。
お子さんがこれから歴史教科書を読まれるお父さん・お母さんに
是非読んでいただきたい一冊です。
>> id:goldwell さん、是非!