それでもEvernoteを使う

後発のサービスが 優れている、もてはやされる のは世の常。

Evernote は後発サービスを待ち構えながらも、値上げしたことも大きな要因となり、あちこちでEvernoteからの乗り換えを主たる内容とする記事が数多くあります。私も幾つかの記事を読みました。有料より無料がいいし、後発ならではの機能に期待したし。

 

Notion、OneNote、(名前忘れたサービス)の3つで、乗換を試み、結果Evernoteを選びました。何故か?

私の(現在の)主たる使い方に、他のサービスでは全く満足できなかったからです。

それは【Webクリップ】【遺産の継承】です。

 

1.Webクリップ

他の全てがクリアできても、これがダメなら乗換せず。それ程重要でした。

大手1社・地方2社の新聞記事を、いずれも電子版で購読しています。

他に2社ブックマークしており、毎日5社を巡回しております。(こう書くと、一昔前のできる社会人みたいですが、違 い ま す。)

気になる記事をWebクリップするのですが、Notion・OneNoteは、たとえ有料購読会員であったとしても、無料会員でも購読できるところしかクリップしてくれないんです。

Evernoteでは有料購読会員だから読める範囲もクリップしたデータとして残してくれるんです。

後発サービスは「データの共有」に気を使った結果、そうなったのあろうとは妄想できるのですが、それではクリップする意味がない。

 

ちなみに、Notionならデータベースデータとして扱い、カレンダービューで運用したかったです。カレンダービューとタグで管理できたら、使い勝手が爆上がりしそうじゃないですか。

OneNoteはクリップした内容は断トツに綺麗だと思います。クリップ範囲さえクリアしていれば、多少(多少?)もっさりとした動きであっても我慢して乗り換えていたかもしれません。UIには賛否両論ありそうですし、(移管を試みた際の)タグの取り扱いには疑問符しか感じませんでしたが。

 

2.遺産の継承

Twitter時代のサービスで、自分が関わった内容(投稿、リツイート、お気に入り、メンション)を毎日Evernoteに保存するサービスがありました。

何に使う?ってモノではあるのですが、タグつけたり、稀に検索したり。

この保存内容の移管も気に入らなかった・・・ツイート主のアイコンが表示されていないとか、移管プログラムから故意に外したのではないかと疑わざるを得ないです。

 

世にある全ての記事がそうではない!とは思うのですが、Evernoteからの乗り換えを紹介する記事の大半が、移管によって失う財産について無頓着だと思うので、あえてEvernoteを使い続ける記事として残しておこうと思います。