人狼城の恐怖 読了

第1部を初版で買ったのが1996年、読んだが第2部を買わず放置。
第1部〜4部を中古でamazonより求めたのが2005年8月、積読
今年に入り、ようやっと重い腰を上げ、読み終えました。

ドイツ編 フランス編 探偵編 完結編
人狼城の恐怖〈第1部〉ドイツ編 (講談社ノベルス) 人狼城の恐怖〈第2部〉フランス編 (講談社ノベルス) 人狼城の恐怖〈第3部〉探偵編 (講談社ノベルス) 人狼城の恐怖〈第4部〉完結編 (講談社ノベルス)

好きなジャンルの作品には使いたくない言葉なのですが、
『作者に格別の思い入れがない限りにおいて、この作品を読む必要はありません』
と申し上げざるを得ません。
とにかく、苦痛でした。「読む」という行為がここまで苦痛だったことは、私の人生にはありませんでした。
二階堂黎人氏の作品を手に取ることは、一切ないでしょう。そのくらいがっかりさせられました。


最近、思うことが多いのですが、
優れた作品なのか・そうでない作品なのかはさておき、
巻数を重ねる作品というのは、読者に対する責任を果たす意志があるのだろうか?
ということです。
生業とし金銭を受け取るのであれば、そこには責任が伴うのではないでしょうか?
穿った見方なのかもしれませんが、
『ついてこれなければ、ついてこなくて構いませんので・・』
と言っているような気がしてなりません。